InputBox関数は、文字列を入力できるダイアログボックスを表示する関数だ。このページでは、InputBox関数の基本的な使い方とVBAエキスパート試験のポイントをまとめた。
基本的な使い方
InputBox関数には引数が複数ある。1つ目の引数「メッセージ」は必ず指定する必要がある。
【書式】
InputBox(メッセージ, タイトル, 最初に表示する文字列)
次のプロシージャはInputBoxの例だ。表示されたダイアログボックスに「テスト」と入力してOKボタンを押すと、入力した文字列がメッセージボックスに表示される。
Sub Test()
Dim str As String
str = InputBox("入力してください")
MsgBox str
End Sub
↓
↓
↓
ダイアログボックスのタイトルを変更したい場合は、第2引数にタイトル文字列を指定する。
Sub Test()
Dim str As String
str = InputBox("入力してください", "確認メッセージ")
MsgBox str
End Sub
↓
最初に表示される文字列を設定したい場合は、第3引数に初期値を指定する。
Sub Test()
Dim str As String
str = InputBox("入力してください", , "test")
MsgBox str
End Sub
↓
エキスパート試験のポイント
1.キャンセルボタンを押すと、InputBox関数は空の文字列「""」を返す。
Sub Test()
Dim str As String
str = InputBox("入力してください")
MsgBox str
End Sub
↓
↓
2.引数の順番に注意すること。第2引数と第3引数が間違いやすい。
○ InputBox(メッセージ, タイトル, 最初に表示する文字列)
× InputBox(メッセージ, 最初に表示する文字列, タイトル)
練習問題
プロシージャ「Test」を実行したところ、下図のダイアログボックスが表示された。空欄【1】に当てはまる記述として正しいものはどれか。次の中から1つ選択しなさい。
Sub Test()
Dim str As String
str = InputBox(【 1 】)
Debug.Print str
End Sub
- "ユーザー登録", "名前を入力して下さい", "guest"
- "ユーザー登録", "guest", "名前を入力して下さい"
- "名前を入力して下さい", "ユーザー登録", "guest"
- "名前を入力して下さい", "guest", "ユーザー登録"
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