Format関数は、日付や数値をさまざまな形式に変換する関数だ。変換の形式は引数「書式記号」で決まる。
【書式】
Format(元の値, 書式記号)
このページではFormat関数の書式記号を表にした。ただし、書式記号は多岐にわたるため、Excel VBA エキスパート試験の公式テキストに載っているものに限定して載せることとした。
書式記号一覧
エキスパート試験を受ける上で重要と思われるものは赤太字で、やや重要と思われるものは黒太字にしてある。
書式記号 | 説明 |
---|---|
# | 1桁の数値を表す |
0 | 1桁の数値を表す。存在しない桁は0で埋められる |
, | 桁区切り記号を表す |
yy | 西暦年の下2桁を表す |
yyyy | 4桁の西暦年を表す |
m | 月の数値を表す |
mm | 月の数値を表す。1桁の場合は0が付く |
d | 日の数値を表す |
dd | 日の数値を表す。1桁の場合は0が付く |
aaa | 日本語の曜日の先頭1文字を表す |
aaaa | 日本語の曜日を3文字で表す |
ddd | 英語の曜日の先頭3文字を表す |
dddd | 英語の曜日を表す |
ww | その日が1年のうちで何週目に当たるかを表す数値を表す |
y | その日が1年のうちで何日目に当たるかを数値で返す |
oooo | 月の名前を日本語で表す(1月~12月) |
q | 1年のうちで何番目の四半期に当たるかを表す数値を表す |
g | 年号を示すアルファベットを表す |
gg | 年号の先頭1文字を表す |
ggg | 年号を表す |
e | 和暦年を表す |
ee | 和暦年を表す。1桁の場合は0が付く |
h | 時の数値を表す |
hh | 時の数値を表す。1桁の場合は0か付く |
m | 分の数値を表す |
mm | 分の数値を表す。1桁の場合は0が付く |
s | 秒の数値を表す |
ss | 秒の数値を表す。1桁の場合は0が付く |
使用例
0 (1桁の数値を表す。存在しない桁は0で埋められる)
Sub Test()
MsgBox Format(23, "0000")
End Sub
↓
yyyy(4桁の西暦年を表す)
Sub Test()
MsgBox Format("2018/6/20", "yyyy")
End Sub
↓
ggg(年号を表す)、e(和暦年を表す)
Sub Test()
MsgBox Format("2018/6/20", "ggge") & "年"
End Sub
↓
dddd(英語の曜日を表す)
Sub Test()
MsgBox Format("2018/6/20", "dddd")
End Sub
↓
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