Excel VBAの変数型一覧と、エキスパート試験のポイントをまとめた。
変数型一覧
型名 | 型指定文字 | 格納できるデータ |
---|---|---|
ブール型 | Boolean | TrueまたはFalseの2値 |
バイト型 | Byte | 0 ~ 255までの整数 |
整数型 | Integer | -32,768 ~ 32,767の整数 |
長整数型 | Long | -2,147,483,648 ~ 2,147,483,647の整数 |
通貨型 | Currency | -922,337,203,685,477,5808 ~ 922,337,203,685,477,5807の固定小数点数 |
単精度 浮動小数点数型 |
Single | 負の値:約 -3.4 x 10 (38乗) ~ -1.4 x 10 (-45乗) 正の値:約 1.4 x 10 (-45乗) ~ 3.4 x 10 (38乗) |
倍精度 浮動小数点数型 |
Double | 負の値:約 -1.8 x 10 (308乗) ~ -4.0 x 10 (-324乗) 正の値:約 4.9 x 10 (-324乗) ~ 1.8 x 10 (308乗) |
日付型 | Date | 日付:西暦100年1月1日 ~ 西暦9999年12月31日 時刻: 0:00:00 ~ 23:59:59 |
文字列型 | String | 任意の長さの文字列 |
オブジェクト型 | Object | オブジェクト |
バリアント型 | Variant | すべてのデータ |
参考:VBAエキスパート公式テキスト Excel VBA ベーシック
エキスパート試験のポイント
・バイト型の変数は格納できる数値の範囲が狭い。よってfor...nextループのカウンタには適していない。
・整数型(Integer)が格納できるデータの範囲を覚えておく。大体でよい。「数値の40000は格納できない」といった程度の知識でOKと思われる。
・単精度浮動小数点数型(single)と倍精度小数点型(double)は、型指定文字を答えられるようにしておく。
・固定小数点数と言われたら通貨型(Currency)
・変数の型指定を省略すると、その変数はバリアント型の変数として扱われる。
練習問題
次のプロシージャを実行したところメッセージボックスに「90000」と表示された。空欄【1】に当てはまる語句として正しいものはどれか。次の中から2つ選択しなさい。
Sub Test()
Dim num As 【 1 】
num = 300
MsgBox num * num
End Sub
- Integer
- Long
- Variant
- Byte
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2, 3
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