Excel VBAエキスパート試験には2つの種類がある。ベーシックレベルとスタンダードレベルだ。このページでは、ベーシックレベルにて出題される関数をまとめた。
実務でExcel VBAを使っている方にとっては、馴染みの多い関数ばかりかもしれない。しかし、エキスパート試験を受ける上での独特のポイントも存在する。そういったポイントについては、それぞれの関数の詳細ページで述べている。
日付と時刻を操作する関数
Now関数
現在の日時を返す。

Year関数、Month関数、Day関数
引数に指定した日付から年、月、日を取り出して返す。

Hour関数、Minute関数、Second関数
引数に指定した日時から時、分、秒を取り出して返す。

DateSerial関数
年月日を表す3つの数値から、日付データを返す。引数に0を指定したときの結果は重要だ。

文字列を操作する関数
Len関数
文字列の文字数を返す。文字数とバイト数の違いを押さえておきたい。

Left関数、Right関数
文字列を左端(右端)から取り出す。

Mid関数
文字列を取り出す関数だ。引数の順番を間違えないようにしたい。また省略できる引数があることもポイントだ。

LCase関数、UCase関数
文字列を小文字・大文字に変換する。

Trim関数、LTrim関数、RTrim関数
文字列からスペースを取り除く。

Replace関数
特定の文字列を置き換える。引数の順番に注意したい。

InStr関数
特定の文字列を探す。引数の順番に注意したい。また文字列が見つからなかったときの結果もポイントだ。

StrConv関数
文字列をさまざまな形に変換する。引数に指定する値によって、どう変換されるかが変わる。定番の値はしっかり覚えておくことが重要だ。

Format関数
数値や日時をさまざまな書式に変換する。引数に指定する値によって、どう変更されるかが変わる。定番の値はしっかり覚えておくことが重要だ。

数値を操作する関数
Int関数、Abs関数
Int関数は数値を整数に変換して返す。四捨五入ではないことに注意が必要。また、Abs関数は数値の絶対値を返す。

ユーザーと対話する関数
MsgBox関数
引数に指定した文字列を画面に表示する。アイコン定数とボタン定数を押さえておきたい。

InputBox関数
文字列を入力できるダイアログボックスを表示する。

その他の関数
Dir関数
Dir関数は、指定したファイルパスからファイル名のみを取り出す。ファイルの存在有無を調べるときに使える。

Val関数
Val関数は、文字列から数値の部分のみを取り出して返す。癖のある関数なのでしっかり理解しておきたい。

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