Excel VBAエキスパート試験の合格率、難易度、勉強方法、勉強期間など

Excel VBAエキスパート試験の合格率や難易度、勉強方法などを調べてみた。

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合格率と合格点

ベーシックレベル、スタンダードレベルともに合格率は非公開

合格点は650~800点(1000点満点)で、問題の難易度によって変動する。試験の問題数は50問なので、そのうち40問正解できれば確実に合格となる。

試験の難易度

以下は、IT関連の資格難易度を表にしたものだ(【個人的メモ】IT関連資格難易度【2chより】)。これによるとVBAエキスパート スタンダードはかなり易しめに分類されている(難易度42)。ベーシックは表内に無し。

この表にどれほど信憑性があるかわからないが、易しめの資格であることは間違いないと思う。ただし、公式テキストの重箱の隅をつつくような出題もされるので、VBAの実務経験が数年あるとしても、試験対策の勉強は必要。

難易度 資格名
65 システムアナリスト
64 技術士(情報工学)
63 システム監査技術者、CCIE
62 プロジェクトマネージャ
61 システム管理、上級シスアド、SJC-EA
60 アプリケーションエンジニア
59 ネットワーク、セキュリティ、データベース、エンベデッド
58 RHCE、SJC-D、Oracle Platinum
57 MCDBA、MCSE2003、.Com Master☆☆☆
56 CCNP、MCSD、RHCT
55 情報セキュアド、ソフ開、MCSE
54 PMP、MCAD、XML Professional
53 UML-advanced、VBAエキスパートプロフェッショナル
52 CCDA、SCNA 、CISSP
51 MCSA2003 、Oracle Gold(旧Platinum)、LPIC Level2
50 基本情報技術者、SJC-WC、SJC-BC、SJC-WS、SJC-MA、P検1級、UML-intermediate 、日商PC(データ)1級
49 CCNA、Oracle Silver(旧Gold)、SJC-P、Security+、.Com Master☆☆、UMTP-L2
48 Oracle Silver Fellow(旧Silver)、MCDST、UMTP-L1、P検準1級、SCSA、MCA Master、Network+ 、日商PC(文書)1級
47 初級シスアド、MCP、LPIC Level1、Linux+
46 XML Basic、SJC-A、UML-fundamental、i-NET+、J検プログラマ認定、J検システムエンジニア認定
45 MCA、MOT、A+
44 P検2級、.Com Master☆
43 J検情報活用1級
42 VBAエキスパートスタンダード、日商PC(データ)2級
41 MOSマスター、日商PC(文書)2級
40 J検情報活用2級、IC3
39 MOS Expert、MOS Specialist(Access)
38 MOS Specialist(Access以外)

勉強方法

勉強方法については下記サイトの受験記が参考になる。「公式テキスト+別売りの模擬問題プログラム」を使っている人が多いようだ。

http://jukenki.com/report/vba/Excel-Basic/index.cgi
http://jukenki.com/report/vba/Excel-Standard/index.cgi

このサイトの受験記は生の声が載っているのでとても参考になるし、資格取得のモチベーションも上がる。一読しておく価値はあると思う。

勉強期間

どのくらいの予備知識があるのかによるが、3週間~1ヶ月を勉強期間に当てている人が多いと思う。

補足:練習問題に解き慣れておくことが重要

公式テキストを読むだけでは、その内容を頭に入れることは難しいと思う。たとえば次の問題はベーシックレベルの内容からだが、すぐに答えが出てくるだろうか?

問題例

Excelのセキュリティレベルについて正しい説明はどれか。次の中から2つ選択しなさい。

  1. VBAの命令を使って、Excelのセキュリティレベルを変更することができる。
  2. Excel2007では、信頼できる場所にインストールされているマクロを除き、すべてのマクロを無効にすることができる。
  3. セキュリティレベルは、Excelのバージョンによって異なる。
  4. Excel2007では、3つのセキュリティレベルがある。

覚えたようで覚えていなかった…そんな人も多いのではないだろうか? テキストの内容を確実にものにするには、テスト形式で問題を解くことが重要だと思う。そして、間違った問題を繰り返し解くようにすれば、自然と正しい知識をを覚えることができるはずだ。

(正解は2と3)

公式テキスト付属には模擬問題プログラムが付いている。しかしその収録問題数は80問だ。テキストの内容を網羅しているとは言いがたい。そのため、別売りの公式模擬問題(ベクターで販売されている)も解いたほうがいい。収録問題数は120問。

もしくは、下記の試験対策サービスでもいいと思う。こちらは非公式の対策問題(作成者は私)だが、公式の模擬問題プログラムよりも問題数は多い(200問以上)。解説も充実させてある。また、誤答した問題を繰り返し解くための機能も実装してある。

https://www.exam-vba.com/

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